隠れ家~*DQN脱出の1年間*~放射線技師になるんだぉ!!

人生どうなるかワカラン(´・ω・`) 今年1年が本当に勝負なのだと思う☆・゚:*p(。ゝω・。)qシッカリ㌣・゚:*☆

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3/11~3/28までの福島原発事故のまとめ。+プルトニウムについて

【福島第一原子力発電所の仕組み】
原子炉の形式は沸騰水型軽水炉である。
沸騰水型軽水炉とは、核分裂反応によって生じた熱で水を沸騰させ、高温・高圧の蒸気として取り出す原子炉のことである。
炉心で取り出された蒸気は汽水分離器と蒸気乾燥機というものを経てタービン発電機に送られ電力を生じている。

福島第一原発


【これまでの福島第一原子力発電所の事故の流れ】

<3/11>

・地震の影響により、外部からの電源を失った
・大津波の影響により非常用ディーゼル発電機も故障停止
1、2、3号機は共に「電源喪失」(全交流電源喪失状態)に陥った
オイルタンクが大津波によって流出していることが判明。
・そのため1号機と2号機は非常用炉心冷却装置による「冷却装置注水不能」と判断された。
3号機は、非常用炉心冷却装置の原子炉隔離時冷却系(RCIC系)のポンプが作動している。

(崩壊熱による高温を保ったままの原子炉圧力容器内の燃料棒の損傷が進むと、大量の放射性物質を大気中に放出させることになる)


<3/12>
原子炉格納容器圧力異常上昇
2号機の非常用炉心冷却装置の原子炉隔離時冷却系(RCIC系)ポンプが作動していたことを確認
1号機周辺でセシウムが検出。核燃料の一部が溶け出た可能性があると発表
1号機の建屋が爆発で吹き飛ぶ
原子炉格納容器内から漏れ出した蒸気が建屋(たてや)内に充満して発生した水素爆発であると発表

(遮蔽の役割もしていた建屋がなくなる。チェルノブイリの炉心溶融(メルトダウン)し爆発したものとは違う爆発)


<3/13>
・津波の恐れが去ったと判断されたため、1号機への海水の注入作業が再開された。
・使用する海水には、中性子を吸収し核分裂反応を抑える作用のあるホウ酸が添加されていた。
3号機の非常用炉心冷却装置の高圧注水系が停止。
3号機の「冷却装置注水不能」と判断された。1号機と同様の水素爆発が懸念される
3号機の格納容器内の蒸気を排出し、内部の圧力を下げる弁を開けることに成功

(1号機と3号機は依然として十分な水位が確保できず、燃料が露出した状態になっており、海水注入後も水位に大きな変化が見られず、予断を許さない状況)


<3/14>
3号機の建屋が爆発で吹き飛ぶ
1号機と同様の水素爆発であると発表
原子炉格納容器の堅牢性は確保されており、放射性物質が大量に飛散している可能性は低いと発表
2号機でも原子炉内部に冷却水を送り込むことができなくなった
2号機の「冷却機能喪失」と判断
2号機の原子炉の水位が下がったため、海水の注水による冷却が開始
ポンプの燃料が切れて注入できなくなっていたため、2号機の冷却水が大幅に減少し、燃料棒がすべて露出
再び海水注入を開始し、次第に水位は回復



<3/15>
2号機の格納容器内の圧力を低下させるため、0時から弁の開放
2号機から爆発音
圧力の値から、2号機の圧力抑制プール(サプレッションプール)が原因と発表
4号機でも爆発音
4号機建屋の5階屋根付近が損傷。4階部分より出火
火は11頃に自然鎮火
地震発生当時4号機は定期点検中で運転をしていなかったため、出火の原因は不明

(放射線量は一度安定化したものの、夜になり再度、放射能漏れが強まった)


<3/16>
4号機で3月15日に出火した部分で再び出火
・火は見えなくなったが、鎮火したかどうかは不明
3号機で白煙が上がり、水蒸気が出たと推測



<3/17>
使用済み核燃料プールの水位が低下していた3号機に対し、陸上自衛隊第1ヘリコプター団のCH-47ヘリコプター2機が消火バケットを使い、計4回30トンの放水を行った
警視庁機動隊の高圧放水車、自衛隊の各飛行場から集合した大型破壊機救難消防車と救難消防車が3号機に対して放水を行った
高圧放水車

救難消防車

・放水前の放射線量は3.630ミリシーベルト/時、放水後は3.586ミリシーベルト/時で、放射線量に大きな変化は見られなかった



<3/18>
・各号機共用で使用済み燃料を貯蔵するプールの水位が確保されていること、使用済み燃料の乾式輸送容器建屋の外観に異常がないことが確認
自衛隊の消防車と東電関連社員が運用する在日米軍提供の消防車を使い3号機に放水
2号機の非常用炉心冷却装置を復帰させるため、東京電力が外部送電線からの予備電源変電設備への受電を完了。建屋内への送電の準備を始めた



<3/19>
東京消防庁ハイパーレスキュー隊が約350メートルにわたって手作業でホースをつなぎ、屈折放水塔車から3号機に向かって毎分約3トンを放水した。この結果、放射線量は放水を終えた段階でほぼ0ミリシーベルト/時に近い値にまで減少
ハイパーレスキュー

6号機の非常用ディーゼル発電機が復旧し、合計2台が使えるようになった
5号機には仮設の電源車が接続された
・これにより、5・6号機の使用済み核燃料プールの水の循環が可能になり、5号機の燃料プールの冷却機能が回復する。
5号機で使用済み核燃料プールの冷却を開始。5号機プールの水温は約20度下がり、18時には48度となった
6号機で使用済み核燃料プールの循環運転を開始
5・6号機の建屋の屋根に、水素が充満しないよう直径30~75ミリの穴が3カ所ずつ開けられた
予備電源変電設備から2号機建屋内への電源ケーブル接続を完了
内部被ばくの危険性が高い放射性ヨウ素131とセシウムなどを検出。ヨウ素131は空気中の吸引濃度限度の約6倍の1ccあたり5.9ミリベクレルだった。これにより、核燃料の損傷が確実となった。
3号機に向け、ハイパーレスキュー隊が遠距離大量送水装置「スーパーポンパー」と屈折放水塔車を組み合わせた長時間の連続放水を開始した
スーパーボンバー

海江田万里経済産業大臣から東京消防庁ハイパーレスキュー隊幹部に対して「速やかにやらなければ処分する」との指示が出されて、当初の放水予定の7時間を超える13時間35分に渡って放水を行ったために放水車が壊れる事態となった
6号機の使用済み核燃料貯蔵プールの冷却機能が回復



<3/20>
5号機・6号機の使用済み燃料プールの水温がそれぞれ37.1度と41.0度にまで下がり、ほぼ定常温度に戻った
自衛隊と東京電力が消防車11台で4号機に81トン放水した。4号機への放水は初めて
・5号機は14時30分、6号機は19時27分に冷温停止状態となった
2号機に通電し、使用済み燃料プールに2時間強で40トンを注水
防衛省は、放水活動で障害となっているがれきを撤去するため、放射線に対する防護能力が高く、機動性に優れた陸上自衛隊の74式戦車2両と78式戦車回収車1両の派遣を決め、支援車両とともに静岡県御殿場市の陸上自衛隊駒門駐屯地を出発
74式戦車

再び4号機に80トンを放水
東京消防庁のハイパーレスキュー隊が3号機の使用済み核燃料プールへ6時間半放水

<3/21>
・福島県楢葉町のJヴィレッジに陸上自衛隊の戦車が到着
4号機に約90トンを放水
・5号機・6号機の所内電源の一部を非常用電源から外部電源に切り替えた
5号機の原子炉の本格的な冷却を開始
3号機の使用済み核燃料の貯蔵プールの上部とみられる場所から黒煙が上がる。放射線量は特に変化無し
2号機原子炉建屋の山側の屋根の隙間から白煙が上がる
2号機中央制御室への通電を前に機器や配線を確認したところ、原子炉に給水するポンプが故障していることがわかる


<3/22>
3号機に向け、東京消防庁と大阪市消防局が180トンの放水
4号機への外部電源接続が完了し、通電を確認
4号機のプールに向け、民間企業の協力による大型コンクリートポンプ車を使った放水を開始
6号機も外部電源接続が完了
3号機中央制御室の室内照明が点灯。1~6号機、全てで外部電源を受電する準備が完了
2号機の使用済み核燃料プールが満水になり、水温も51度になったと推定


<3/23>
・計器類の復旧により、1号機では状態の把握が可能になった
・原子炉内の温度が摂氏400度を越えている事が判明。炉内への注水量を増加させることで、摂氏330度にまで低下
5号機の電源を仮設電源から外部電源に切り替えた際、海水ポンプが停止し、原子炉を冷却できない状態になったため、原因調査
2号機の原子炉建屋に隣接するタービン建屋地下1階で、これまでで最高の約5分間で50~60ミリシーベルト(約500ミリシーベルト/時)の放射線量を計測したと発表
東京電力は、敷地正門で11日以降、中性子線が13回検出されていたと発表した。東京電力はこれまで検出回数を2回としていたが、計測器の数値の読み取りを誤ったのが理由とした。
・中性子線は透過力が相対的に強いが、検出された線量は0.01~0.02マイクロシーベルト/時であり、人体に影響はない。これにより、核燃料の一部が損傷している可能性が高まった


<3/24>
・1号機の原子炉内の温度が229度まで低下
・3号機タービン建屋地下でケーブルを敷設する作業を行っていた3人が、40~50分の間に173~180ミリシーベルト被曝
・水たまりに含まれる放射性のヨウ素やセシウム、コバルトなどの合計の放射能は運転中の原子炉内の水の約1万倍にあたる約390万ベクレル/ccで、損傷した燃料棒から放出された核分裂生成物である可能性がある
・1階南放水口付近で採取された海水から、基準値の103.9倍のヨウ素131が4.2ベクレル/cc検出されたと発表
・1号機中央制御室の照明が点灯
・4号機にコンクリートポンプ車で約150トンの注水


<3/25>
・4号機、2号機に使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用いた海水の注入を開始
・1階南放水口から330メートル南側の地点で採取された海水から、炉規則告示濃度限度比1250.8倍、50ベクレル/ccのヨウ素131が検出され、汚染された水が海に流れ出している可能性があると発表
・枝野官房長官は半径20~30キロ圏内の住民に対して、自主避難を要請
・腐食などのトラブルを防ぐため、1号機と3号機の圧力容器内への注水を海水から真水に切り替えた
・北沢防衛相は、真水の不足に備え、米軍からも真水の提供を受けることを発表
・米海軍は、横須賀基地から大量の真水を台船に積み込んで発送した
・1号機タービン建屋地下にたまっている水からも、3号機と同程度の約380万ベクレル/ccの放射性物質が検出

<3/26>
・1階南放水口付近で採取された海水の放射性物質の濃度が、前日の法令基準値の1250倍から1850倍へと上昇した。1階南放水口付近は22日以降上昇傾向にある
・2号機の中央制御室の照明が復帰。これで照明が復帰していない原子炉は4号機のみとなった。
・圧力容器内への淡水の注入が可能となった


<3/27>
・経済産業省が発表した各たまり水の放射線量は以下の通り↓
各号機の溜まり水の測定結果(pdfです)
・3号機にコンクリートポンプ車で放水


<3/28>
・東京電力は、1原発の敷地内5カ所で土壌を採取して分析したところ、今回の事故にともない放出されたとみられる微量のプルトニウムが検出され、そのうち1カ所のプルトニウム238の濃度は、1kgあたりおよそ0.54ベクレルだったと発表
・この濃度は国内の土壌で検出される範囲を超えているものの、人体への影響は0.12マイクロシーベルトと、直ちに影響を及ぼすものではないと説明



**************************************

プルトニウムも検出されているので、核燃料棒に損傷があることは間違いないようだ。

また爆発事故があったが、炉の特性により不安定状態になり暴走した結果、最終的に爆発したチェルノブイリとは異なる

福島第一原発の場合は水素の燃焼によるものであり、核爆発(即発臨界を「一種の核爆発」と表現)によるものではない

過去の事故と比較するとスリーマイル島原発事故に近い事故

このチェルノブイリの原発事故とスリーマイル島原発事故による身体的被害を比較すると、チェルノブイリ唯一増えた癌は、小児の甲状腺癌である。一方、スリーマイル島原発事故では、小児の発癌リスクの上昇は見られなかった

いずれにせよ、これ以上状態が悪化しないよう施設の早期復旧を願うばかりだ。

今の状況ならまだ日本を立て直せる状況だと思う。


*******************************

【プルトニウムについて】NHK解説より参考・引用・補足

プルトニウムは、すでに問題視されているヨウ素やセシウム同様、核燃料から生成されたもの

しかしプルトニウムはヨウ素やセシウムと違い、人体・体内に取り込んでしまうと高い放射線ゆえに、癌になりやすくなる

1950年代、60年代に核保有国が大気中で核実験を何度も行った際、プルトニウムを大気圏中に放出した

その結果、世界中にプルトニウムは飛散した

日本でもその影響があり福島第一原発の事故以前に、元々土壌などにごくごく微量のプルトニウムが観測されている

東京電力の発表で、人体に影響ないと言及しているのは、今回計測されたプルトニウムの量が、今までの日常生活においての放射線量と同じくらいだからである

そして日常生活におけるプルトニウムの線量で、健康被害があるという事はこれまで確認されていない

ゆえに人体に影響が無いと判断しているのだ

自然界には通常存在しないと言われてきたが、1972年にガボン共和国オクロにある天然原子炉で比較的高濃度の天然プルトニウムが発見されている

またプルトニウムは非常に重く、ヨウ素やセシウムのようにガス化しない

従って現時点で20km、30kmのところに避難されている方々にプルトニウムが多量に飛んでいくという問題はないと考えていい

核実験で世界中に広まったのは、核爆弾であったことと、何度も核実験を行ったからだと考えられる

今回においてはそのどちらも満たさない

とは言え、発電所の中、もしくは周辺にプルトニウムが当然、飛んでいく可能性は十分にあり得る

そこの管理、測定は行って、放射線量が無視していいレベルなのか、もう少し高いレベルなのかは適宜、住民に情報公開していくということが重要

****************************

【プルトニウムの体内摂取の経路と排泄】

プルトニウムを嚥下し消化管に入った場合、そのおよそ0.05%程度が吸収され、残りは排泄される。吸収されたプルトニウムは、骨と肝臓にほぼ半々の割合で蓄積される。皮膚との接触については、傷が無い限り吸収されない。

最も重要な取り込み経路は、空気中に粒子状になったプルトニウムの吸入である。気道から吸入された微粒子は、大部分が気道の粘液によって食道へ送り出されるが、残り(4分の1程度)が肺に沈着する。沈着した粒子は肺に留まるか、胸のリンパ節に取り込まれるか、あるいは血管を経由して骨と肝臓に沈着する。

プルトニウムは一度吸収されると体外へ排出されにくいのが特徴である。生物学的半減期はウランやラジウムと比べても非常に長く、骨と肝臓でそれぞれ20年と50年である。吸収線量あたりの有害さは核種や同位体によらずラジウム等と同程度であるが、プルトニウムの扱いに特に注意が必要なのは、まさに排出されにくいという特徴によるものである。


【プルトニウムの防護】

プルトニウムから発せられる放射線は、α線であり、遮蔽自体は紙でもできる。

そのためマスクの着用などでも体内に入ることを防ぐことができる。

皮膚との接触については、傷が無い限り吸収されない。


【蒸留窒化反応後に回収したプルトニウム窒化物粉末】
蒸留窒化反応後に回収したプルトニウム窒化物粉末

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| 放射線 | 12:35 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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汚染された水道水の危険性【+専門家のお話】

水道水から放射線が検出されたとメディアで騒がれていますが、身体への影響と乳児への影響はどうなのでしょうか。


【Bq(ベクレル)とは】

Bqは放射線の量を表すものです。メディアで300Bqなどと放送されていますが、これは正しくは300Bq/Kg(300ベクレルパーキログラム)です。
水1kg(=1L)あたりに300Bqの放射線が含まれているということを意味しています。
つまり2Lあったら600Bqということになります。

BqはSv(シーベルト)と違い、身体への影響がどれくらいあるのか?と分かる単位ではありません。
そのためSvに変換してあげる必要があります。


【Svへの変換と放射線の影響が身体に出る水の量(300Bq/kgの場合)】

BqからSvに変換するには、物理的な面や生物学的な面を考慮して行います。そのため、同じベクレル数でも放射線の種類によってSvの値は変わってきます。
今回問題となっている131ヨウ素のBqをあらゆる事象を含めてSvに変換すると、Bq×2.2÷100000000で求められるようです。

実際に131ヨウ素300Bq/kgをSvに変換してみると
300×2.2÷100000000=0.0000066【Sv/kg】=0.0066【mSv/kg】=6.6【μSv/kg】
となります。つまり300Bqの水1Lを飲むと6.6μSv(マイクロシーベルト)の被曝をするということになります。

Svで見る身体への影響の詳細はこちらをご覧下さい。

身体に影響が出るとされるのは年間100mSvです。この100mSvに達するのに飲む水の量は
100÷0.0066=15152
1年以内に1万5千リットル以上飲む計算になります。1日平均にすると、およそ41リットル以上です。
更に、200mSv以下の被曝では急性の臨床的症状(急性放射線症)は認められないということですので、ヤバイと心配する症状になるには1日80リットル以上の水を毎日飲み続ける必要があります。

仮にこの量を飲める人がいたとしても、胃酸が薄められて消化不良を起こしたり、血中ナトリウム濃度が低下するなどして水中毒になり、死に到る方が先かと思います。

詰まるところ、身体にとってはその程度の微量の放射線で、心配する事は無いと思います。



【WHOのお話】


WHOの飲料水のガイドライン値では、1リットル当たり10Bqという規定値でした。これは『人が一生その水を飲み続ける』という仮定でかなり控えめに設定されているようです。

緊急事態においては既定国際ガイダンスとしてIAEAのBasic Safety Standards for Emergencyに従うことになるようです。
IAEAのOperation intervention Levels (OILs)によると緊急時においての飲料水に含まれるヨウ素の基準値は1リットル当たり3,000ベクレルとなっているようです。

これとは別に、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告(Recommendations)が存在し、これは該当する水を一年程度飲み続けることを仮定して算定したものです。日本政府あるいは原子力安全委員会がこれを基に緊急時用に設定した暫定基準値が1リットル当たり300ベクレルです。上掲の IAEAの基準値と比べるとその10分の1となっており、かなり厳格な値と言えます。従って、もし代替の水がない場合にその水を飲むことを禁止する必要はないということになります。


【専門家のお話】

妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ-水道水の健康影響について-(2011/3/24)
2011-3-24 10:38:00

妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ

日本医学放射線学会理事長 杉村 和朗
放射線防護委員会委員長 中村 仁信
同委員 大野 和子

妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ

水道水の健康影響について

福島原発の事故以来、原発周辺地域にお住まいの皆様は、本当に大変な日々をお過ごしだと思います。特に、妊娠中や乳幼児を抱えるご家族の方のご心配は、察するにあまりあります。
3月23日に、東京都水道局は、一部地域では放射性物質の量が基準値をこえたとして、乳児のミルクには、水道水を使わないことを推奨しました。東京都民など遠方のかたにも、ご不安に感じられるような報道が続いています。皆様へ放射線の影響について、正確にお伝えし、不要な不安に陥ることがないように、特に、妊婦の方には安心して妊娠を継続していただくことが重要だと考えています。
また、水道水以外、他にお水を買えないからといって、不安に陥ることも、お母さんが自分を責める必要もありません。今回の濃度上昇は一時的なものです。必ず下がります。
今は日本全体が大変なときです。以下のQAを落ち着いてお読みください。そして、また、震災の被害を受けても頑張っている方々を応援し、支えていきましょう。

                     

Q1)妊婦が乳児の基準を超える放射線量を含む水を飲んだ場合は、おなかの子には影響はでないのでしょうか。また、選べるとしたらどのような水を飲むように気をつければよいでしょうか。

A1) 3月23日に、東京都水道局が発表した、放射性物質の濃度の水を、お母さんが飲んでも、お腹のお子さんへの健康影響はありません。
安心して、今まで通りにしてください。
現在、いろいろな数値や情報が流れています。みなさん方が不要な不安に陥らないことを、願っています。

(補足説明)水道水の中に含まれている放射性物質の量を、行政は、継続して確認しています。一時的に、通常よりは数値が高くなったので、発表し、今後の経過に注意するように呼びかけたのです。
水道水に関する基準は、放射線が検出された水だけを、毎日一年間飲み続けると仮定し、それでも、心配する必要がない濃度を、基準値として設定しています。とても厳しい値です。ですから、この基準値を超えたら危険という数値ではありません。
なお、通常PETボトル等で流通している水については、放射性物質の濃度を、国際的に定めています。どのような用途にも使えるように、との配慮だと思いますが、今回問題となっている乳児への基準値と同じ値です。

Q2)母乳のお母さんは乳児の基準を超える放射線量を含む水を飲んでも、母乳は大丈夫なのでしょうか。また、選べるとしたらどのような水を飲むように気をつければよいでしょうか。

A2)お母さんが飲む水に、今回のような、ごく僅かな量の放射性物質が含まれていたとしても、母乳には、それよりも、さらに少しの量が含まれるだけです。現在のように、大人に適用している基準値以下の場合に、乳児の基準値を超えることはありません。従って、その他の水を探す必要もありません。



Q3)水の煮沸、ろか、長期間の保存で放射線量は減るのでしょうか。減るとした場合、どの程度減るのでしょうか。あるいはそもそも水の放射線量を減らす方法はあるのでしょうか。

A3) 放射性物質は、いつまでも放射線を出し続けるわけではありません。放射性物質から出る放射線の量は、時間とともに少なくなります。水道水に含まれていたヨウ素は、8日程度立てば、放射線量は半分になります。どうしても気になる方は、一晩汲み置いて使うだけでも放射線量は減ります。

(補足説明)浄水装置などでヨウ素除去をうたっている物もありますが、どの程度の性能かが判りません。あえて紹介することは避けました。
また、水に雑菌が入る可能性もありますから、くみ置きした水道水を一週間も放置することは避けてください。

Q4)基準を超える水を料理に使用して料理を乳児に与えることは、問題ないでしょうか。また、何歳から大丈夫なのでしょうか。

A4) 今回問題となった基準値は、赤ちゃん向けの、ミルクを調製すために用いる水を対象としたものです。非常に厳しい数値で、水道水の値がこれを超えたからといって、お子さんの調理だけ別のお水にする必要はありません。お子さんの健康に影響が及ぶことはありません。
東京都が用いた、暫定基準は、http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3nf00.htm
食品衛生法に基づく暫定値です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015ox9-img/2r98520000015oyx.pdf
またミルクを主に飲んでいる離乳前のお子さんが対象です。一歳未満のお子さんのことではありません。


放射線防護専門医からのコメント
現在東京都では、乳児のミルクには、水道水を使わないことを推奨しています。しかし、他のお水を買えないからといって、不安に陥ることも、お母さんが自分を責める必要もありません。今回の濃度上昇は一時的なものです。必ず下がります。
今は日本全体が大変なときです。落ち着いて、また、明日からは福島で頑張っている方々を応援し、支えていきましょう。


【ミルクに硬水】

乳児の腎臓を壊して大変危険なようです。市販の水をどうしてもあげたい場合は、硬水か軟水か確認してください。



【詳しい方へ。BqからSvの変換係数が、乳児の場合10倍違うんだが?】

平時の基準である「ヨウ素131は1リットルあたり10ベクレルまで」というのは放射線量に換算すると「1年あたり0.1ミリシーベルト(0.1mSv)以下」になります。この上で、WHO飲料水水質ガイドライン(第3版)より引用すると
「小児について計算された年齢依存線量換算係数がより高い(より高い摂取量もしくは代謝速度を意味する)が、幼児または小児により摂取される飲料水量が平均的により少いために、線量が顕著により高くなるということはない。この結果、一年間の飲料水摂取による預託実効線量0.1mSv/年の勧告RDLは、年齢に関係なく適用される。」
のようです。


| 放射線 | 06:51 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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福島・牛乳、茨城・ホウレンソウから暫定値超える放射線

野菜や牛乳から放射線が検出されたという

これにより販売中止されたものもあるが、微量のため販売を続けているものもある

放射線を放出するものを食べると、発癌のリスクがあがると心配されている

いったいどのくらい発癌リスクが上がるのかという話だが

日本人は二人に一人が癌にかかる。つまり50%の発癌率なわけだが

今回観測された微量の放射線ではこれが51%とかそんな微妙なレベルで上がるくらいらしい

『それでも発癌リスクが上がるんのなら宮城や福島の野菜はちょっと・・・・』

という心配をなされる方。タバコやお酒、便秘などの方がよっぽど発癌リスクが高いはずですよ。

『放射線』という未知のものに恐れて過剰な防衛をしてしまうのは人災となりうる。

放射線は大量に浴びればもちろん毒だが、少量ならそれほど恐れるものではない。

醤油だって一升飲めば死ぬ。放射線だってそんな扱いでいいと思う。

事実、あなたの身体を構成する元素の中にも放射線は含まれているし、土にだってコンクリートにだって放射線は存在する。

少量の放射線を浴びることは身体に良いという論文や、ワインの熟成に活用できるなどという論文もある。

だから、どうか被災地の食べ物を買い控えるのはやめて欲しい。

もちろん人体に害がでる程の放射線が検出されているのなら別だが・・・

政府には市民が過剰に買い控えしたりしないようにしっかりと説明して欲しいものです

昔カイワレ大根を食べて証明したように・・・

皆さんも正しい知識で被災者の応援復興に協力しましょう。風評被害は出すべきではありません。

我々が人災となって彼等を苦しめることがないようしたいものです。

| 放射線 | 23:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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シーベルトと健康への影響

2011年3/16現在。10km、20km避難されてる方には今のところ健康上影響はないかと思われます。

【法で定める放射線の制限値】
これを線量限度と言います。メディアが言う基準値はこの値を指しています。

*****補足事項****
mSv  ミリシーベルト と読む
μSv  マイクロシーベルト と読む
1mSv=1000μSv
*************

線量限度を簡単に説明すると
『被曝によるリスクを抑えるために設定された、放射線の量の制限値』 です
一般人では年間1mSv、放射線作業従事者では5年間の年平均で20mSv、ただし年50mSv以下と定められています。
線量限度には、自然界からの放射線(平均で年間2.4mSv)と医療目的の被曝は含まれません。

実際に人体に影響が出るとされるのは年間100mSv(=10万μSv)ですので、かなり低めに設定されていることがわかります。
更に言うと、200mSv以下の被曝では急性の臨床的症状(急性放射線症)は認められないとされています。

これを踏まえた上で、モニター値と比較してみます。
計算を楽にするために、2μSv/h(2マイクロシーベルトパーアワー)で行います。
メディアの放送で単に2μSvなどと言いますが、これは2μSv/hを省略して表しています。
これは1時間で2μSvの被曝ということです。

一般人の線量限度が1mSv=1000μSvですので、1000÷2=500時間≒21日

およそ20日間で線量限度に達するわけですが、実際は建物の中にいれば放射線は遮蔽され弱まるため、線量限度に達するまではもっと長くなるかと思います。

その間に事故の処理が完了するのではないでしょうか?

また万が一、完了しなかったとしても実際人体に影響が出るのは年間100mSv程と言われています。しかし、2μSv/hでは100mSvに達するまで2000日程(5年半)かかりますので、身体への影響は極めて少ないと考えて良さそうです。

20μSv/hを遮蔽なしに浴びると208日間です。

2011年3月15日11:00に発表された福島第一原発3号機付近の400mSv/hでは15分で100mSvに達します。
17時間半ここにいると7000mSv被曝したことになり99%の人が死亡します。
そのため福島第一原発の作業員は15分程度で交代する必要がありますが、一人当たりの作業時間を延ばすために、厚労省はやむを得ない場合に限り、年間250mSvまでと線量限度を引き上げました。< 2011年3月16日 18:03 >
時間にすると37分30秒程。22分30秒程限界を引き上げられました。
もちろん身体への影響もでてくるかと思います・・・

ここで避難がどれほど有効かということについての説明ですが、放射線は距離の逆2乗に比例する性質があります。
つまり距離が2倍離れれば4分の1に。100倍離れれば10000分の1になるということです。
遮蔽や被曝時間を少なくすることが困難な場合はとにかく離れることが優先されます。

【Svで見る放射線の影響:単位→青:mSv 赤:μSv】 Wikiより
<0.05><50>
原子力発電所の事業所境界での1年間の線量。
<0.1 - 0.3><100 - 300>
胸部X線撮影。
<1><1000>
一般公衆が1年間にさらされてよい放射線の限度。放射線業務につく人(放射線業務従事者)(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい放射線の限度。
<2><2000>
放射線業務従事者(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい腹部表面の放射線の限度。
<2.4><2400>
一年間に自然環境から人が受ける放射線の世界平均。
<4><4000>
胃のX線撮影。
<5><5000>
放射線業務従事者(妊娠可能な女子に限る)が法定の3か月間にさらされてよい放射線の限度。
<7 - 20><7000 - 2万>
X線CTによる撮像。
<50><5万>
放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1年間にさらされてよい放射線の限度。
<100><10万>
放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が法定の5年間にさらされてよい放射線の限度。
放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1回の緊急作業でさらされてよい放射線の限度。妊娠可能な女子には緊急作業が認められていない。
<250><25万>
白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
<500><50万>
リンパ球の減少。
<1,000><100万>
急性放射線障害。悪心(吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁。
<2,000><200万>
出血、脱毛など。5%の人が死亡する。
<3,000 - 5,000><300万 - 500万>
50%の人が死亡する。(人体局所の被曝については3,000 : 脱毛、4,000 : 永久不妊、5,000 : 白内障、皮膚の紅斑
<7,000 - 10,000、10,001以上><700万 - 1000万以上>
99%の人が死亡する。

放射線の人体に対する影響は、被曝した体の部分などにより異なります。上記の表ではX線撮影、X線CTおよび注記されているもの以外は全身に対するものです。
X線検査の数値は調査年代(検査装置の性能)や報告(調査対象となった医療機関による使用方法)によってばらつきがあるため、目安です。



最後になりますが、原子力発電所で今も尚、危険と隣り合わせで命を張って対処なさっている作業員の方々、並びに関係者の皆様。
心より尊敬とご心配を申し上げます。
これ以上の被害が出ないこと、一日も早い復興を心よりお祈り致します。


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東海村JCO臨界事故

東海村JCO臨界事故(とうかいむらジェイシーオーりんかいじこ)は、1999年9月30日、茨城県那珂郡東海村で、JCO(株式会社ジェー・シー・オー)(住友金属鉱山の子会社)の核燃料加工施設が起こした臨界事故。666人の被曝者と死者2名を出した、日本最悪の原子力事故である

【概要】
1999年9月30日、JCOの核燃料加工施設内で核燃料サイクル開発機構の高速増殖実験炉「常陽」向けの燃料加工の工程中に、ウラン溶液が臨界状態に達し核分裂連鎖反応が発生。この反応は約20時間持続した。これにより、至近距離で致死量の中性子線を浴びた作業員3人中、2人が死亡した。

事故は、製品であるウラン溶液(硝酸ウラニル)を均質化する工程で発生した。溶液は本来、中性子が外に抜けやすいよう細長く作られた(形状制限された)「貯塔」で均質化を行う事になっていた。しかし、実際には「沈殿槽」と呼ばれる、ずんぐりした形状で、周囲を冷却水のジャケットに包まれた装置を使用したために、発生した中性子による反応の確率が高くなり、臨界状態に至った。

【事故の推移】
午前10時35分に、転換試験棟で警報が鳴り、午前11時15分に、臨界事故の可能性ありとの第一報がJCOから科学技術庁(当時)にもたらされた。そして11時52分には、被曝した三人を搬送するため、国立水戸病院に向けて救急車が出発した。東海村による屋内退避を呼びかける広報が始まったのは、12時30分からである[1]。

国際原子力事象評価尺度はレベル4で、周辺の多数の住民が緊急避難を強いられた。テレビでは当時の内閣総理大臣・小渕恵三が周辺住民に向かって外出しないようにと呼びかけた。現地では事故現場から半径350m以内の住民約40世帯への避難要請、500m以内の住民への避難勧告、10km以内の住民10万世帯(約31万人)への屋内退避/換気装置停止呼びかけ、現場周辺の県道、国道、常磐自動車道の閉鎖、JR東日本の常磐線水戸 - 日立間、水郡線水戸 - 常陸大子・常陸太田間の運転見合わせ、陸上自衛隊への災害派遣要請といった措置がとられた。10km圏内の屋内退避要請の発表は午後10時半、解除されたのは翌日午後4時半だった。

JCOのわずか400m北側には常磐自動車道の東海パーキングエリアがあり、ここの利用者も危険にさらされていた。行楽シーズンの昼間であり、常磐自動車道を閉鎖するまでには大勢の観光客が出入りしていたはずだが、この利用者に対する健康調査は行われなかった。

事故原因は、旧動燃が発注した高速増殖炉の研究炉「常陽」用核燃料を加工(UF6をUO2粉末に再転換)する中間工程を担うJCOの杜撰な作業工程管理である。JCOは「常陽」用の燃料を加工するにあたり、国の管理規定に沿った正規マニュアルではなく「裏マニュアル」を運用しており、例えば、原料であるウラン化合物の粉末を溶解する工程では、正規マニュアルでは「溶解塔」という装置を使用した手順だったが、裏マニュアルではステンレス製バケツを用いた手順に改変されていた。事故当日はこの裏マニュアルをも改悪した手順で作業がなされていた。具体的には、最終工程である製品の均質化作業で、臨界状態に至らないよう形状制限がなされた容器(貯塔)を使用するところを、作業の効率化を図るため、別の、背丈が低く内径の広い、冷却水のジャケットに包まれた容器(沈殿槽)に変更していた。

その結果、濃縮度18.8%の硝酸ウラニル水溶液を不当に大量に貯蔵した容器の周りにある冷却水が中性子の反射材となって溶液が臨界状態となり、中性子線等が大量に放射された。これは制御不能の原子炉が出現したようなものである。ステンレスバケツで溶液を扱っていた作業員の一人は、「約16kgのウラン溶液を溶解槽に移している時に青い光が出た」(チェレンコフ光)と語った。会社の人達は初め、誰も止める作業をしなかった。国からの代理人が「あなた達でやらなければ強制作業命令を出した後に、結果的にする事になる」(NHKスペシャル)と促された結果、「うちが起こした事故はうちで処理しなければならない」(社長・工場長談)とJCO関係者らが、数回に分けて内部に突入して冷却水を抜き、連鎖反応を止めることにより事故は終息した。中性子線量が検出限界以下になったのが確認されたのは、臨界状態の開始から20時間経った午前6時半だった。水抜き作業等で被曝した人は計18人、その後のホウ酸水注入で被曝した人は6人だった[2]。この事故の現象は戦時中陸軍が行っていた核兵器研究の理論に近いものだった(日本の原子爆弾開発参照)。

【事故被曝者】
この事故では3名の作業員が推定1グレイ・イクイバレント[3]以上の多量の放射線を浴びた。作業員らはヘリコプターで放射線医学総合研究所(以下放医研)へ搬送され、うち2名は造血細胞の移植の関係から東大病院などに転院し、集中治療がなされた。

16~20グレイ・イクイバレントの被曝をした作業員O(当時35歳)は、染色体が傷ついたため、新しい細胞ができない状態となり、まず白血球がつくられなくなった。実妹から提供された造血細胞の移植自体には成功する。しかし、体内の放射線のためなのか、その細胞の染色体に異常が発見された。また、一旦増加の傾向をみせた白血球数が再び減少。これは放射線の影響で変異した体内の抗体物質の攻撃により、造血細胞が破壊され定着しなかったことが原因と関連書籍などで解説されている。事故から約2ヵ月後、Oは心停止状態に陥るが医師たちの懸命な治療により蘇生。しかしOは心肺停止によるダメージから脳や心臓、肝臓などの機能が著しく低下した。最終的に打つ手がなくなり、医師は、次の心臓停止は、処置をしないことを家族に告げた。事故から83日後の12月21日に多臓器不全で死亡した。Oは病床で全身を襲う苦痛に耐えながら、付き添っていた家族へ逆に励ましの言葉をかけ続けていたと当時の担当看護師が証言している。なお彼が浴びた線量は、核爆発時の爆心に匹敵するとされる。なぜか心臓の筋肉だけは放射線の影響がなかった(心筋はほとんど細胞分裂をしないため、少なくとも見た目は異常がなかったように見えたものと思われる)。
当時の医師の記録・心情(pdfです)
臨界事故被曝者

6.0~10グレイ・イクイバレントの被曝をした作業員S(当時40歳)は、造血細胞の移植が一定の成果をあげ、一時は警察の本事故捜査員への証言を行うまでに回復した。しかしその後、容態が急変、事故から211日後の翌年4月27日に多臓器不全で死亡した。
臨界事故被曝者

短時間のうちに全身への8グレイ以上の被曝をした場合には、最新の医療でもほとんど手の施しようがなく、当初から回復は絶望視されていた。しかし担当していた医師の証言によれば、被曝した作業員と初めて顔を合わせた際、健常者と見紛うほど元気であったため非常に驚いたという。ただし被爆して間もないうちは一見健康なように見えるが、放射線が体を通過した際に染色体が破壊されているため(関連書籍では「ばらばらの黒い点」と表現されている)、被曝者の体内において新たな細胞が作られることは無い。そのため、時間が経つにつれて皮膚や粘膜などの崩壊が進み、次第に臓器などへも影響を与え病状が悪化する。特に国内では、このような大量の放射線被曝をした患者の治療自体が初めてで、治療に当たった医師団も毎日のように発生する新しい症状に、試行錯誤をしながらの治療だったと証言している。助からないことが明白でありながらも延命治療が続けられたことに、人権問題も提起された。

推定1~4.5グレイ・イクイバレントの被曝をした作業員Y(当時54歳)は、一時白血球数がゼロになったが、放医研の無菌室において骨髄の治療を受け、回復。12月20日に放医研を退院した。

また臨界状態を収束させるための作業を行った関係者7人が年間許容線量を越える被曝をし、事故の内容を十分知らされずに、被曝した作業員を搬送すべく駆け付けた救急隊員3人の2次被曝が起こった。さらに周辺住民への中性子線等の被曝も起こった。

【その他被曝画像。東海村JCO臨界事故とは関係ありません。
被曝者(どこの事故かは不明)

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チェルノブイリ原発事故

今回はWikiよりコピペのみ

チェルノブイリ原子力発電所事故(チェルノブイリげんしりょくはつでんしょじこ)とは、1986年4月26日1時23分(モスクワ時間 ※UTC+3)にソビエト連邦(現:ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた原子力事故。広島に投下された原子爆弾(リトルボーイ)に換算して約500発分の原爆投下に相当する量の放射性物質が撒き散らされたことから、「核戦争」とも表現された。

4号炉は炉心溶融(メルトダウン)ののち爆発し、放射性降下物がウクライナ・白ロシア(ベラルーシ)・ロシアなどを汚染した。事故後のソ連政府の対応の遅れも相まって被害が拡大・広範化し、史上最悪の原子力事故となった。

この規模の原発事故は他に例がなく、原子力開発の歴史上で最悪の事故と言われている。

事故当時、爆発した4号炉は操業休止中であり、原子炉が止まった場合を想定した実験を行っていた。この実験中に制御不能に陥り、炉心が融解、爆発したとされる。爆発により、原子炉内の放射性物質[1]が大気中に大量に(推定10t前後)放出された。これは、広島に投下された原子爆弾(リトルボーイ)による放出量の500倍とも言われている。

当初、ソ連政府は住民のパニックや機密漏洩を恐れ、この事故を公表しなかった。また、付近住民の避難措置なども取られなかったため、彼らは甚大な量の放射線をまともに浴びることになった。しかし、翌4月27日にスウェーデンのフォルスマルク原子力発電所にてこの事故が原因の放射性物質が検出され、4月28日、ソ連も事故の公表に踏み切った。日本においても、5月3日に雨水中から放射性物質が確認された。

爆発後も火災は止まらず、消火活動が続いた。アメリカの軍事衛星からも、赤く燃える原子炉中心部の様子が観察されたという。ソ連政府によれば、5月6日までに大規模な放射性物質の漏出は終わったとされる。

爆発した4号炉をコンクリートで封じ込めるために、延べ80万人の労働者が動員された。4号炉を封じ込めるための構造物は石棺(せっかん)と呼ばれている。

事故による高濃度の放射性物質で汚染されたチェルノブイリ周辺は、居住が不可能になり、約16万人が移住を余儀なくされた。避難は4月27日から5月6日にかけて行われ、ソ連の発表によれば、事故発生から1ヶ月後までに原発から30km以内に居住する約11万6千人全てが移住したという。しかし、生まれた地を離れるのを望まなかった老人などの一部の住民は、移住せずに生活を続けた。

放射性物質による汚染は、現場付近のウクライナだけでなく、隣のベラルーシ、ロシアにも拡大した。

ソ連政府の発表による死者数は、運転員・消防士合わせて33名だが、事故の処理にあたった予備兵・軍人、トンネルの掘削を行った炭鉱労働者に多数の死者が確認されている。長期的な観点から見た場合の死者数は数百人とも数十万人とも言われるが、事故の放射線被曝とガンや白血病との因果関係を直接的に証明する手段はなく、科学的根拠のある数字としては議論の余地がある(詳しい議論は露語・英語版参照)。直接チェルノブイリ原子力発電所をコントロールしているのはウクライナ共和国の陸軍で、軍人の話では3000人が事故当日に即死した。

事故後、この地で小児甲状腺癌などの放射線由来と考えられる病気が急増しているという調査結果もある

1986年8月のウィーンでの国際原子力機関(IAEA)非公開会議で、ソ連側の事故処理責任者ヴァシリー・レガソフは、広島原爆での結果から、4万人が癌で死亡するという推計を発表した。しかし、会議では4,000人と結論され、IAEAの公式見解となっており、2005年にも同じ数字が公式発表された。

事故発生時、4号炉では動作試験が行われていた。これは、原子炉停止によって電源が停止してから非常電源に切り替えるまでの短い時間の間、システムが動作不能にならないように、原子炉内の蒸気タービンの余力で最小限の発電を行うというものであった。しかし、責任者の不適切な指示や、炉の特性による予期せぬ事態の発生により、不安定状態から暴走に至り、最終的に爆発した。

動作試験は、原子炉熱出力を定格熱出力の20% - 30%程度に下げて行う予定であったが、炉心内部のキセノンオーバーライドによって、熱出力が定格の1%にまで下がってしまった。運転員は熱出力を回復するために、炉心内の制御棒を引き抜く操作を行った。これにより、熱出力は7%前後まで回復したが、反応度操作余裕(炉心の制御棒の数)が著しく少ない不安定な運転状態となった。これにより実験に支障が出ることを危惧した運転員らは、非常用炉心冷却装置を含む重要な安全装置を全て解除したうえで、実験を開始した。実験開始直後、原子炉の熱出力が急激に上昇しはじめたため、運転員は直ちに緊急停止操作(制御棒の挿入)を行ったが、この原子炉は、特性上制御棒を挿入する際に一時的に出力が上がる設計だったため、原子炉内の蒸気圧が上昇し、緊急停止ボタンを押した6秒後に爆発した(緊急停止ボタンを押したために原子炉が暴走した【→制御棒を挿入しようとしたが、大きい音と共に挿入が停止した】とする説もある)。

この爆発事故は、運転員への教育が不十分だったこと、特殊な運転を行ったために事態を予測できなかったこと、低出力では不安定な炉で低出力運転を続けたこと、実験が予定通りに行われなかったにもかかわらず強行したこと、実験の為に安全装置をバイパスしたことなど、多くの複合的な要素が原因として挙げられる。後の事故検証では、これらのいずれかがひとつでも守られていれば、爆発事故、或いは事故の波及を最小限に抑えることができた可能性が極めて高いとされている。

当初ソ連政府は、事故は運転員の操作ミスによるものとしたが、事後の調査結果はこれを覆すものが多い。重要な安全装置の操作が、運転員の判断だけで行われたとは考えにくく、実験の指揮者の判断が大きかっただろうと考えられる
事故から20年後の一部報道の中には、暴走中に「直下型地震」が発生したことが爆発に繋がったとするものもある。ロシア地球物理学研究所のストラホフ前所長によると、事故の約20秒前に小さな直下型の地震があったが、原子炉は耐震構造ではなかったために原子炉で爆発が起きたということである。しかし、京都大学の今中哲二は、他の1 - 3号炉に異常が無かったこと、付近の住民が地震についての証言をしていなかったことなどから、地震計に記録されているとされるその振動は、4号炉の爆発そのものによって引き起こされたものであると反論している。

事故の前年の12月26日の原子力産業の記念日にあわせて4号炉を完工するために、耐熱材質を不燃性材質から可燃性材質へと変更し施工を強行したことも放射性物質の拡散拡大の原因にあげられる。

1986年4月25日に、4号炉は定期保守のためにシャットダウンすることが予定されていた。この時を利用して、外部電源喪失時に4号炉のタービン発電機によって原子炉の安全システム(特に冷却水ポンプ)に十分な給電を行うことができるかどうかについての試験を行うことが決められた。

具体的には、4号炉の出力を利用してタービンを回した後にこれを4号炉から切り離し、その際にタービン自体が慣性力で回り続けることによってどれだけの発電出力を得られるかという試験であった。 この試験に際しては、原子炉の出力は標準出力の3.2ギガワットから、より安全な低い出力である700メガワットまで減らす計画になっていた。

実験を行うために、実験予定日の前日から運転員は炉の出力を予定通りの700メガワットに落として実験開始に備えていた。しかし、中央の出力司令所からの給電指令が長時間にわたり延期されたために、当初の予定時刻を過ぎても実験を開始できなかった。

その間に、原子炉の内部では中性子を吸収する性質が強いキセノンがどんどん溜まっていき、キセノンオーバーライド状態になって出力が自然に低下し始めた。運転員は低下した出力を無理に補うため挿入されていた制御棒を抜かざるをえず、出力が下がっては抜き、下がっては抜きを繰り返すことによって、延びに延びた実験開始の時点では炉の自動制御棒の殆どが抜かれていたといわれている。

これにより、炉内の出力分布は、まるでフタコブラクダのコブのように、本来核分裂反応が一番活発に行われているはずの中央部で低調で、上下の部分に大きなピークが出現する状態となっていた。

事故を引き起こした実験はこのような状態から開始された。まず、上記のキセノンによる中性子吸収効果によって制御棒を目一杯まで引き出していた状態から実験に適した更に低い出力状態へ移行するために、制御棒が挿入された。しかしその瞬間、炉の出力は予定外の30メガワットまで低下した[2]。

この出力レベルは安全規則が許す限界に近かったにもかかわらず、現場の指揮者は原子炉を停止せずに実験を強行する事を決めた。しかも下がりすぎた出力を補うために本来の実験手順・要項の一部を省略し出力を200メガワットとすることに決めた。結果として過剰となったキセノン-135の中性子吸収を克服する為、多くの制御棒が炉から引き抜かれ、安全規則で定められていた最低限絶対必要な制御棒本数26本をやや下回る事となった。

実験の予備段階として、4月26日1時05分にタービン発電機によって動かされる冷却水ポンプが起動されたが、14分後の1時19分にはこれによって生成された水流が安全規則によって指定された流量を超えてしまう。水もまた中性子を吸収し炉の出力を下げる働きをするので、出力を確保するためにさらに炉から手動で制御棒を引き抜かなければならなくなった(爆発直前の制御棒本数は計6本にまで減らされていた)。

このような非常に不安定な炉心状態で、1時23分04秒に実験が始まる。

原子炉の不安定な状態は制御盤にはまったく表示されず、原子炉の操作員たちの誰も危険に気付いていなかった。冷却水ポンプへの電気が止められ、そのポンプがタービン発電機の慣性によって運転されるとその流量は減少した。タービンは炉心で蒸気量を増やしつつある原子炉から切り離された。

冷却材が温められるにつれて、冷却材配管中に蒸気のポケットができた。チェルノブイリのRBMK黒鉛減速炉は設計上、大きい正のボイド係数を持っている。それはすなわち、水の中性子を吸収する効果が無くなると原子炉の出力は急速に増加し、原子炉の運転が次第により不安定に、より危険になることを意味する。

1時23分40秒に操作員は「スクラム」(軽率にも引き抜かれていた手動制御棒を含むすべての制御棒の全挿入)を命令する「事故防衛」ボタンを押した。それが緊急処置として行われたのか、あるいはただ実験の一部として原子炉停止の型通りの方法(4号炉は通例通りの保守のために停止が予定されていた)として行われたのかは不明であるが、その予期しない速い出力増加を止めるための緊急対応として命じられたものだと一般には考えられている。他方、チェルノブイリ原子力発電所の事故当時の最高エンジニア アナトリー・ディアトロフ は彼の著書[1]で次のように述べている:

01:23:40より前には、中央制御システムは……スクラムを正当化するようなパラメータ変動を記録していなかった。委員会……が大量の資料を集め分析したが、その報告で述べられた通り、なぜそのスクラムが指示されたかの理由は特定できなかった。その理由を探す必要などなかった。その原子炉はただ実験の一部として停止されたのだから。

制御棒挿入機構のスピードの遅さ(完了までに18 - 20秒)、制御棒の先端に存在する空洞、そしてその空洞と冷却材が一時的に置き換わることによって、スクラム操作は反応率を増やす結果になった。 さらに、増えたエネルギー出力が制御棒経ガイドの変形を起こしたために制御棒は3分の1だけ差し込まれたところで動かなくなり、原子炉の反応を止められなくなった。

1時23分47秒までに、原子炉出力は標準的な運転出力の10倍であるおよそ30ギガワットまで跳ね上がった。燃料棒は融け始め、蒸気圧力は急速に増大して蒸気爆発を起こし、原子炉の蓋を破壊し、冷却材配管を破裂させ、屋根に穴を空けた。

推測では爆発は2度あり、2度目の爆発によりおよそ1,000tあった蓋が破壊された。ソ連の事故報告書によれば、この2度目の爆発は、燃料棒被覆や原子炉の構造材に使用されていたジルカロイと水が高温で反応したことによって発生した水素による水素爆発である。これに対し、冷却水を完全に喪失した事によって即発臨界に至り、一種の核爆発が起こったとする説もある。

経費を減らすためとその大きさのために、4号炉は部分的な封じ込めだけで建設されていた。このため、蒸気爆発が一次圧力容器を破裂させたあと、放射性の汚染物質が大気中に漏れることになった。その屋根の一部が吹き飛んだ後、急速に流れ込んだ酸素と原子炉燃料の非常に高い温度が合わさって、黒鉛減速材が黒鉛火災を起こした。この火災は、放射性物質の拡散と周辺地域の汚染の大きな一因になった。
論争 [編集]

目撃証言と発電所の記録の間に矛盾があるために、現地時間1時22分30秒の後に起こったイベントの正確な繋がりについて若干の論争がある。

最も広く合意されている説明は上で記述した通りであるが、この理論によれば、最初の爆発は操作員が「スクラム」を命令した7秒後のおよそ1時23分 47秒に起きたことになる。しかし、爆発がそのスクラムの前、あるいはすぐ直後に起きたと時々主張される(これはソビエト委員会の事故調査の作業途中での説明であった)。

この違いは重大である。なぜなら、もし原子炉がスクラムの数秒後に超臨界になったなら、その事故原因は制御棒の設計に帰されなければならないのに対して、爆発がスクラムと同時に起こったのであればその責任は指揮者にあったことになるからである。

実際には、1時23分39秒にマグニチュード-2.5の地震に類似した弱い地震動のイベントが、チェルノブイリ地方で記録されていた。 この振動は4号炉の爆発によって起きたのか、あるいは全くの偶然の一致かもしれない[3]。原子炉の致命的な破壊はこの地震によって引き起こされたとされる説も存在する。その状況は「スクラム」ボタンが一度ならず押されたという事実によって複雑になっているが、実際にスクラムボタンを押した人物は放射線障害により事故の2週間後に死亡しているため真相は不明である。
事故発生直後の対応 [編集]

地方行政当局の対応のまずさと適切な設備の欠如によって事故の規模は拡大した。

4号原子炉建屋に設置された線量計は、2つを除いて1ミリレントゲン毎秒までしか測定できないものだった。残りの2つの線量計は1,000レントゲン毎秒まで測定可能だったが、そのうち1つは爆発のために接近できず、もう1 つは作動させた時に故障していた。そのため、原子炉の操作員は原子炉建屋の大部分の放射線レベルが4レントゲン毎時より大きいことを確認できただけだったが、実際の線量レベルは、最も高い区域で20,000レントゲン毎時であった[4]。このような不完全な情報に基づき、操作員の班長アレクサンダー・アキモフは原子炉が損なわれていないと判断した。このとき、建物周辺には黒鉛と核燃料の小片が横たわっていたが、原子炉破損の判断には繋がらなかった。また、現地時間4時30分までに持ち込まれたもう1つの線量計による測定値は、線量計の故障と判断された。原子炉に水を送り込もうと作業を続けたアキモフと操作員は、翌朝まで原子炉建屋に留まったが、いずれも保護具を着用しておらず、大部分は事故後3週間で放射線障害のため死亡した。

事故直後、消防士が消火活動のために到着したが、彼らは放射性物質による煙や残骸等がどれほど危険であるかを告げられてはいなかった。火災は5時までには消火したが、多くの消防士が高い放射線量を被曝した。 事故を調査するために政府委員会が招集され、副首相が4月26日夜チェルノブイリに到着した。 その時までに2人が死亡し、52人が入院していた。 4月26日の夜(その爆発の24時間以上後)に、非常に高いレベルの放射能と多人数の放射線被曝の十分な証拠に直面した委員会は原子炉の破損を認めなければならなくなり、プリピャチ(ウクライナ)の近くの都市からの退避を命令した。

大惨事の拡大を止めるために、ソビエト政府は清掃作業にあたる労働者を現地に送りこんだ。 (陸軍兵士とその他の労働者で構成された)多くの「解体作業者(liquidator)」が清掃スタッフとして送り込まれたが、大部分がその危険について何も知らされておらず、効果的な保護具は利用できなかった。 放射性の残骸のうち最悪のものは原子炉の残骸の中に集められた。原子炉それ自身はヘリコプターから投下された砂嚢(事故の翌週間におよそ5,000t)で覆われていた。大きい鉄の石棺が原子炉とその中身を封じ込めるために早急に建てられた。
直後の結果 [編集]

203人が即座に入院し、内31人が死亡、28人が急性放射線障害だった。彼らは事故を収束させるべく集まった消防と救急の労働者だったが、煙等からの放射線被曝がどれくらい危険であるかには気付いてはいなかった。

プリピャチ(ウクライナ)の近くの町からの50,000人を含む合計135,000人が、この地域から避難させられた。

厚生当局は、次の70年に亘って、原子炉から放出された(情報源によって幅があるが)5 - 12EBqの放射能を持つ放射性物質による汚染により被曝した人口について発がん率に2%の増加があるだろうと予測した。

さらに10人がこの事故の結果、癌により死亡した。

国際原子力機関(IAEA)の1986年の分析では操作員の運転操作を事故の主要な原因として引用していた。1993年1月に、IAEAは、操作員のエラーではなく原子炉の設計に主要な根本原因が起因すると考えて、チェルノブイリ事故の改訂された分析を出した。

ソ連の科学者は、チェルノブイリ4号炉が二酸化ウラン燃料および核分裂生成物を約190kg内包していると報道した。 この物質の量のうち放出した量の評価は、13から30%までの範囲でばらついている。

チェルノブイリ事故による汚染は、周辺の地方全体に平等に広がったわけではなく、天候に依存して不規則に散らばった。ソビエトおよび西側の科学者からの報告書は、ベラルーシが旧ソ連全体に降りかかった汚染の約60%を受けたと述べている。 しかし、北西ウクライナの一部でもあった、ブリャンスクの南にあるロシア連邦の広い地域も汚染された。

チェルノブイリは初めは秘密災害だった。大きな原子力事故が起こったという初期の情報はソ連からではなく、スウェーデンだった。4月27日に、チェルノブイリ原子力発電所からおよそ1,100kmにあるスウェーデンのフォシュマルク原子力発電所の労働者の衣服に放射性の粒子が付着していることが判明したのだった。スウェーデンによる放射性物質の発生源の捜索により、この漏洩がスウェーデンの原子力施設からではないと断定したことが、西ソ連で重大な原子力問題が起こっているという最初のヒントになった。
影響 [編集]
事故後放棄された村

チェルノブイリ事故はその規模だけでも比較するものがない。商用発電炉の歴史で、放射線による死者が出たのはこれが初めてだった。

2000年4月26日の14周年追悼式典での発表によると、ロシアの事故処理従事者86万人中、5万5千人が既に死亡した。ウクライナ国内(人口5千万人)の国内被曝者総数342.7万人の内、作業員は86.9%が病気に罹っている。

周辺住民の幼児・小児などの甲状腺癌の発生が高くなった。

IAEAの記録によると、チェルノブイリ事故による放出は、広島に投下された原子爆弾(リトルボーイ)の放射性の汚染の400倍多いが、20世紀中頃の大気圏内核実験で起こった汚染の100から1,000分の1だった。チェルノブイリ事故は局地的な災害であって、全地球的災害ではないという考え方もできる。
直後の影響 [編集]

爆発時、炉心内部の放射性物質は推定10t前後大気中に放出され、北半球全域に拡散した。

周辺地域の家畜に放射性物質が蓄積され、肉、牛乳も汚染された。

事故直後の社会現象としては、例えば、日本では欧州産スパゲッティの販売量が一時的に急減した。「放射線障害に効く」というデマが流れ、ヨード卵の価格が高騰した。大阪のくいだおれでは、とろろ昆布とわかめを大量に入れ、ヨード卵を加えたうどんが「放射能除けうどん」として販売された。

日本では、この事故をきっかけに原子力発電そのものに対する一般市民の不安が急増した。このため、政府は、日本の原子炉はアメリカ型で、事故を起こしたソビエト型とは構造が異なり、同様の事故は起きないという説明を行った。
放射能の長期的動向 [編集]
放射性物質の減衰予想グラフ。縦軸が残留濃度 横軸が経過年数
セシウム137の濃度に基づく放射能汚染地域

事故の直後においては健康への影響は主に半減期8日の放射性ヨウ素によるものだった。今日では、半減期が約30年のストロンチウム-90とセシウム-137による土壌汚染が問題になっている。最も高いレベルのセシウム-137は土壌の表層にあり、それが植物、昆虫、きのこに吸収され、現地の食糧生産に入り込む。最近の試験(1997年頃)によると、この区域内の木の中のセシウム-137のレベルは上がりつづけている。汚染が地下の帯水層や、湖や池のような閉じた水系に移行しているといういくつかの証拠がある(2001年、Germenchuk)。雨や地下水による流去は無視できるほど小さいことが実証されているので、消滅の主な原因は、セシウム-137がバリウム-137へ自然崩壊することだと予想されている。
労働者と解体作業者 [編集]

事故後に復旧と清掃作業に従事した労働者は高い放射線線量の被曝を受けた。ほとんどの場合、これらの労働者は受けた放射線量を計測するための個人線量計を装着していなかった。それゆえ専門家は彼らの被曝線量を推定するしかなかった。線量計が使われていた場合でも、測定手順はまちまちだった。

一部の労働者たちは他のものよりも大量の線量を受けたと推定された。ソ連の推定によると、30万から60万人が炉から30kmの退避区域のクリーンアップに従事したのだが、その多くは事故から2年後にその区域に入った(解体作業者"liquidators"とは事故の処理と復旧作業のためにその区域に立ち入った労働者を言うが、その推定人数はまちまちである。例えば、世界保健機関(WHO)は約80万人とし、ロシアは汚染区域で働いていなかった一部の人間も解体作業者としてリストに含めている)。事故から最初の1年で、この区域のクリーンアップ労働者は21万1,000人と推定される。これら労働者は推定平均線量165ミリシーベルトを受けた。
避難 [編集]
事故により立ち入り禁止措置がなされゴーストタウンになったウクライナプリピャチの市民プール
プリピャチ市内
清掃作業に従事した者に授与された勲章

ソ連政府は事故から36時間後にチェルノブイリ周辺の区域から住民の避難を開始した。およそ一週間後の1986年5月までに、当該プラントから30km以内に居住する全ての人間(約11万6千人)が移転させられた。

ソビエトの科学者の報告によると、28,000km2が185kBq/m2を超えるセシウム-137に汚染した。約83万人がこの区域に住んでいた。約10,500km2が555kBq/m2を越えるセシウム-137に汚染した。このうち、ベラルーシに7,000km2、ロシア連邦に2,000km2、ウクライナに1,500km2が属する。約25万人がこの区域に住んでいた。これらの報告データは国際チェルノブイリプロジェクトにより裏付けられた。
健康被害 [編集]

民間人に対する長期的影響についての問題は、議論の余地が大きい。この事故で生活に影響が出た人の数は極めて多く、30万人を超える人が事故のために移住を余儀なくされ、約60万人が事故後の処理に従事した。現在も数百万人の人々が汚染区域に住み続けている。 その一方で、これらの影響された人の大部分は、比較的低い線量の被曝しか受けていない。このため、彼らの間で死者数、ガン、先天性異常が増加した証拠はほとんど無い。さらに、そのような証拠があった場合でも放射性の汚染との関連性は明確ではない。

汚染された区域の一部の子供は、甲状腺に最大50グレイの高い線量を受けた。これは汚染された地元の牛乳を通じて、比較的寿命の短い同位体である放射性ヨウ素を体内に取り込んだからである。いくつかの研究により、ベラルーシ、ウクライナ、およびロシアの子供での甲状腺ガンの発生が急激に増えていることが判った。IAEAの報告によると、「事故発生時に0歳から14歳だった子供で、1,800件の記録された甲状腺ガンがあったが、これは通常よりもはるかに多い」と記されているが、増加割合は記されていない。発生した小児甲状腺ガンは大型で活動的なタイプであり、早期に発見されていたら処置することができた。処置は外科手術と、転移に対するヨウ素131治療が必要である。現在までのところ、このような処置は診断されたあらゆるケースにおいて成功を収めているようだ[要出典]。

1995年、世界保健機関は、子供と若年層に発生した700件近い甲状腺ガンをチェルノブイリ事故と関連付けた。10件の死亡が放射線に原因があるとした。しかし、検出される甲状腺ガンが急速に増えているという事実は、そのうち少なくとも一部はスクリーニング過程によって作り出されたものであることを示唆している。放射線により誘起される甲状腺ガンの典型的な潜伏期間は約10年であるのに対し、一部地域での小児甲状腺ガンの増加は1987年から観測されている。しかし、この増加が事故と無関係なのか、あるいはその背後にあるメカニズムかは、まだ十分に解明されていない。

これまでのところ、白血病の識別できる増加は無いが、今後数年間[要出典]で、その他のガンの発生数が統計的に識別可能ではないが増えてくることと合わせて、明白になると予想されている。

汚染区域、および周辺地域において、先天的異常、流産、およびその他の放射線によって誘起される病気については、チェルノブイリとの関連が実証された増加は無い。

ベラルーシ、ウクライナ、およびロシアの、チェルノブイリ事故で影響を受けた地域における子供たちの間での甲状腺ガンの発生の増加は、スクリーニング計画の結果であったことが、はっきりと証明されている。ベラルーシの場合は、ガン登録制度のためだった。ほとんどの疫学的調査の知見は中間的なもので、事故による健康への影響の分析はいまだ途上にある。

資金不足、不十分な時系列的疫学調査、貧弱な通信設備、および多くの要因からなる緊急の公衆衛生問題により、旧ソビエトでは疫学的調査が遅々として進んでいない。適切に設計された疫学的調査よりも、スクリーニングに重点が置かれてきた。適切な科学インフラが不足しているため、国際的に疫学的調査を体系だてて行うことが遅れている。

ベラルーシ・ウクライナは、環境の回復、退避と再定住化、汚染されていない食料の開発と食料流通経路の開発、公衆衛生への対策などを行ってきたが、重過ぎる負担になっている。国際機関と外国政府は広範囲に渡る物流支援、人道支援を行ってきた。加えて、欧州委員会と世界保健機関は、ロシア、ウクライナ、ベラルーシでの疫学的調査基盤を強化し、あらゆる種類の疫学的調査の能力を向上させている。

2002年の原子力機関の報告によって、主な事故の長期的影響の原因は放射線医学的によらないと特定された。影響を受けた区域で暮らすことへの不安とストレスが住民に深刻な心理的インパクトを与えたのだった。住民が元々暮らしていた場所から離れた区域へ再定住化した結果、家族、社会ネットワークが離散し、既に住んでいる住民から嫌われるような地域に移転することにより、心理的影響が与えられた。

住民は現在でも少なくとも半年に1回は定期的な健康診断を受けており、健康に不安を持っている。一部の人には、男性では頭髪が抜けたり、女性ではひげが濃くなったりといった症状を訴える人もいる。
自然界への影響 [編集]

第一回チェルノブイリ事故の生物学的、放射線医学的観点にかかる国際会議(1990年9月)でのソビエトの科学者による報告によると、当該プラントから10km区域での放射性降下物のレベルは4.81GBq/m2であった。大量の放射性降下物により枯死したいわゆるマツの「赤い森」が10km区域内のサイトのすぐ背後の地帯に広がっている。この森は、事故後、極めて大量の放射性降下物により枯死して赤茶色に見える木々のためにそう名づけられた。事故後のクリーンアップ作業の中で、4km2の森の大部分が埋め立てられた。赤い森のある場所は、世界で最も汚染された地域の一つである。

この地域の動植物に放射性降下物が長期的な悪影響をもたらしたかどうかはいまだ分かっていない。動植物は人間に比べ、放射線耐性が大きく異なり、また幅広く差があるためである。この地域の一部の植物が突然変異しているという報告もあって、そのため、奇怪な姿に変異した多くの植物があるという「ふしぎの森」や「奇怪な森」についての根拠の無い噂がいくつか生まれている。

しかしながら、その場所から人間がいなくなったことが皮肉にも自然の復活をもたらしつつあるようで、たとえば事故後およそ20年後現地に入ったウクライナ系米国人ジャーナリストによれば、猪を主に希少な動植物が数を増やしているという[5]。
事故後のチェルノブイリ [編集]
運転 [編集]

チェルノブイリプラントのトラブルそのものは4号炉の惨劇で終わったわけではなかった。ウクライナ政府は、国内のエネルギー不足のため残った三つの原子炉を運転させ続けた。この時のウクライナ政府は財政難で新規の発電所の建設が困難であったためチェルノブイリ原子力発電所をそのまま使わざるえなかった。

1991年に2号炉で火災が発生し、政府当局は炉が修復不能なレベルまで損傷していると宣言して、電源系統から切り離した。1号炉は、ウクライナ政府とIAEAのような国際機関との間の取り引きの一部として1996年11月に退役した。

2000年11月に、レオニード・クチマウクライナ大統領本人が公式式典で3号炉のスイッチを切り、こうして全プラントが運転停止した。
石棺 [編集]
石棺。炉心を中心に設計されている。

4号炉は事故直後、大量の作業員を投入し、石棺と呼ばれるコンクリートの建造物に覆われた。石棺の耐用年数は30年とされており、老朽化への対策が望まれている。

事故後、放射能汚染により人が立ち入ることができなかったことから原発事故の直撃を受けた職員の遺体が搬出されることがなかった。事故直後無防備のまま炉の中に入った数名の作業者の行方がわからず、現在も、石棺の中に数名の職員の遺体があるとみられる。遺体はおびただしい放射能を帯びているため、搬出できるまでには数世紀かかるとみられている。

石棺の中では、放射性物質拡散防止のために特殊な薬剤が散布されているが、大半が外部に流出しているとみられている。
将来の補修の必要性 [編集]

石棺はこの場合効果的な封印手段ではなく、石棺の建設は応急処置である。大半は産業用ロボットを用いて遠隔操作で建設されたために老朽化が著しく、万が一崩壊した場合には放射性同位体の飛沫が飛散するリスクがある。より効果的な封印策について多くの計画が発案、議論されたが、これまでのところいずれも実行に移されていない。国内外から寄付された資金は建設契約の非効率的な分散や、杜撰な管理、または盗難に遭うなどして浪費される結果となった。

年間4,000kl近い雨水が石棺の中に流れ込んでおり、原子炉内部を通って放射能を周辺の土壌へ拡散している。石棺の中の湿気により石棺のコンクリートや鉄筋が腐食しつづけている。

その上事故当時原子炉の中にあった燃料のおよそ95%が未だ石棺の中に留まっており、その全放射能はおよそ1,800万キュリーにのぼる。この放射性物質は、炉心の残骸や塵、および溶岩状の「燃料含有物質 (FCM)」から成る。このFCMは破損した原子炉建屋を伝って流れ、セラミック状に凝固している。単純に見積もっても、少なくとも4tの放射性物質が石棺内に留まっている。
シェルター構築計画 [編集]

シェルター構築計画 (SIP) は、現在4号炉を覆っている石棺の上に、新安全閉じ込め設備 (NSC) と呼ばれる、石棺を覆うようにして滑らせる可動式のアーチを建設し、それを使用して石棺内にあるとされる放射能物質や汚染された瓦礫などを排除し、4号炉の中にある放射能をゼロにするという計画である。放射能や水の汚染などの問題解決が期待されるが、建設に莫大な費用(推定コストは7億6800万ドル)や労力がかかるという問題がある。

チェルノブイリシェルター基金は1997年のデンバーG7サミットでシェルター構築計画に資金を提供するために設立された。

シェルターはベクテル、バッテル、フランス電力公社によって管理される予定。

NSCの概念設計は、高い放射線場を避けるためシェルターから離れた場所で建設してから取り付ける方式をとる。NSCは史上最大級の可動式構造物になることが想定される。
訪問 [編集]

2010年12月21日より、ウクライナ政府は正式にチェルノブイリ原子力発電所付近への立ち入りを許可した。 本来は発電所から半径30km以内はそれまで立入禁止であった。ウクライナ政府が正式にこのような許可を発表したのは、現在は発電所付近の放射線レベルが低くなったためとの発表があったためである。 しかし、2010年12月29現在、ガイガーカウンターでは3500ミリシーベルトが確認され、日本では1日の許容量は0.3ミリシーベルトである。この様な莫大な放射線は人体に大きく影響する。 キエフからはツアーが催行されているが、被爆の危険性が非常に高いので薦める事はできない。

| 放射線 | 21:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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生涯学習 マスターRT

診療放射線技師の継続学習の基準と目標を明確にし、それにより得られる資質の向上をもって国民保健の維持発展に寄与することを目的に、技師格認定制度を設置しています。国家試験に合格して免許を取得した後の継続学習の積み重ねにより、所定の達成度を満たすと判断された場合に、申請により称号が付与されます。

1)アドバンスドRT
アドバンスド放射線技師

2)シニアRT
シニア放射線技師

3)マスターRT
マスター放射線技師

アドバンスド・シニア・マスターの3種の放射線技師格認定のための審査は、提出された申請および証明書状により審査委員会において厳正に行われます。認定に必要な生涯学習実績は下の必要要件に示されております。
 
放射線技師格認定後5年を経過した時点から、医療専門職種として必要な継続教育への取り組みによる学習実績が一定水準を満たすか確認されます。この維持基準に満たない場合には、技師格を停止されることになります。この場合、学習実績が基準に達した時点で、再度有効になります。継続学習基本規程細則において、この維持基準は生涯学習カウント“200カウント(うち20カウントは社会活動等による)”の取得が必要とされています。

 
下表にて放射線技師格の取得要件についてご確認ください。 (平成21年4月改定)


アドバンスドRT
取得要件:
 以下の全てに該当する者
1)「看護学」、「救急医療学」、「医療安全学」、「医療社会倫理学」の4科目を取得した者
2)放射線機器管理士を取得した者
3)放射線管理士を取得した者 
備  考:
平成26年3月31日までは、以下の基準が適用されます。
放射線機器管理士・放射線管理士・医用画像情報管理士・臨床実習指導教員の4認定資格のうち2資格以上取得した者 (放射線機器管理士・放射線管理士に限定されません)

※アドバンスド放射線技師格取得のためのセミナー4科目については、大学等において取得した科目による取得の免除が認められています。詳しくはこちらをご覧下さい。


 シニアRT
取得要件:
アドバンスド放射線技師の称号を受け、次の各号のいずれかに該当する者
1)学士号を有する者
2)筆頭著者として学術論文1編以上を著した者
3)生涯学習カウント別表より1000カウント取得した者
備  考:
3)に示すカウントは、データベースに記録されている実績すべての加算です。実績の決済年月日に依らず、正味のカウント累積となります。


 マスターRT
取得要件:
シニア放射線技師の称号を受け、次の各号のいずれかに該当する者
1)博士号を有する者
2)筆頭著者として学術論文3編以上を著し修士号を有する者
3)生涯学習カウント別表より3000カウント取得した者
備  考:
3)に示すカウントは、データベースに記録されている実績すべての加算です。実績の決済年月日に依らず、正味のカウント累積となります。

社団法人 日本放射線技師会(JART)
http://www.jart.jp/lifelong_study/gishikaku.shtml

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これは面白いものを見つけた

技師になっても常に勉強と目標が持てるシステム。

技師になったら是非称号取得を目指してみたい。

| 放射線 | 03:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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知られざる放射線診断医の役割

知られざる放射線診断医の役割


<病気の進行度知る>
医療における放射線業務は放射線治療と放射線診断に
大別されます。放射線診断の業務は、エックス線CTやMRI、
PETなどの画像診断とインターベンショナル・ラジオロジーの
二つに分けられます。

今回は、画像診断について説明します。

患者さんが病院を受診すると、
ある診断の基に治療が施されます。
適切な診断のために血液・尿検査など多くの
検査法がありますが、中でも強力なのが画像診断です。

重大な疾患を見逃さず、病気がどの程度進んでいるかを
知るために、画像診断はなくてはならないのです。


例えば、脳腫瘍(しゅよう)や脳梗塞(こうそく)、
脳出血など、頭蓋(ずがい)内や脊髄(せきずい)の
ほぼすべての重要疾患をMRIで見つけることができます。

肺がんや肝がんなど体幹のさまざまな臓器の
悪性腫瘍(しゅよう)の多くも、CTやMRIで見つけ、
進行程度をかなり正確に評価することができます。


絶えず動いている心臓はこれまで、
CTやMRIが苦手とする臓器でしたが、
機器の進歩、撮像の高速化によって心筋を栄養する
細い冠状動脈も、CTで良く診断できる時代になりました。


多くの重要疾患において、

画像診断は目には見えない体の中の状態を、
開腹や開頭をせず、直接に見せてくれる強力な武器になります。


<知識と経験総動員>
現場では、臨床医の依頼に応じて、
放射線診断医が放射線技師に出す指示に沿って
写真が撮像されます。診断医はできた写真を観察して
情報を読み取り、報告書を作ります。
診断医が患者さんと接する機会は限られ、
役割が理解されにくいようです。


一言で画像診断といってもなかなか難しい場合も
少なくありません。同じ疾患でも画像所見は
疾病の進行時期やそれぞれの患者さんによって、
異なるからです。

診断医は臨床医学や画像工学など総合的な医学知識と
経験を総動員して、異常所見の検出と解釈に努めます。
臨床医はそれをセカンドオピニオンとして取り入れながら、
手術や内科的な治療など最適な治療法を選択します。

このように画像診断情報は、
いわば患者さんの診療におけるナビゲーターのような役割を
果たします。診断医は院内すべての患者さんの
臓器の画像診断に関わり、これによって病院診療全体の質を
担保する役割を担っています。


<インフラ的な分野>
近年、CTやMRIなどの装置は数が増え、
技術の進歩とともに画質が向上し、撮像も高速化しています。
これに伴い、臨床医の画像診断に対する需要が高まり、
検査数が急増しています。


例えば、東北大病院では、

CTの1日あたりの検査件数は、2000年は50件でしたが、
08年は120件と大幅に増えています。

診断医はそれらすべての画像に目を通し、
リポート作成を続けています。限られた数の診断医で
こなさなければならず、とても困難な状況に陥っています。


放射線診断科は現代医学における診療行為の基礎部分を
担っており、医療における重要なインフラ的分野です。
欧米では放射線診断科はとても重視されていますが、
日本ではその認識が乏しく、医師不足で最も苦しんでいる
診療科のひとつなのです。

(東北大大学院医学系研究科)

2009/7/22  河北新報社
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そして僕が目指すであろう診療放射線技師は、この画像を撮影する職業

放射線の量(線量)や機器の電圧調整、撮影距離、角度などを調整する

診断に適切な画像を作るのはもちろんだが、被曝を少なくするため線量はできるだけ少なくしたい

欲しい情報を的確に集められるよう、解剖学的知識(名称、役割、3次元的位置構造など)はもちろん、病理についても詳しくなるべきであろう

知識がない技師が撮影してもいわゆる“シャッターマン”になってしまいそうだ

実際、何もわからず作業として撮影してる技師も居ると思う・・・

僕は留年したり試験に落ちてしまった人間だ

せめて技師になった時には質の高い画像が提供できるような人間にならなくてはっ!!

どうやら自分だけの人生とはならなそうになった現在。本気ださんと相方に申し訳ないな・・・と。





| 放射線 | 11:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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放射線物理学国家試験より要点メモ

【制動放射線】
最短波長はデュアン・ハントの式 λmin(Å)=12.4/K(kv)できまる
X線発生効率 KZV   (K:定数 Z:原子番号 V:管電圧) 約0.8%
X線発生強度 KIZV^2  (I:管電流)
連続エネルギースペクトル(他:β+線、コンプトン反跳電子、電子対生成)

【特性X線】
エネルギーは元素固有
エネルギー Kα<Kβ
放出効率  Kα>Kβ
オージエ電子の放出と競合する
線エネルギースペクトル(他:消滅放射線、)

【中性子】
β-壊変する。陽子になる。
間接電離放射線
エネルギー 0.025eV(常温)
熱中性子の速度はマクスウェル分布に従う
10Bは中性子捕獲反応により7Liを発生
高速中性子と核との主な相互作用は弾性散乱である
光子を物体に当てると(γ、n)反応によって中性子を発生

【重荷電粒子線】
飛程が直線
飛程終盤で電離能最大
制動放射は無視できる(放射損失は無視できる)

【エネルギー順位】


【単位】
フルエンス率          /m^2s
エネルギーフルエンス率   J/m^2s
放射化学収率          mol/J
質量エネルギー転移係数   m^2/kg
質量減弱係数        m^2/kg
W値                 eV
吸収線量             Gy

【物理量と用途】
カーマ_____間接電離放射線(中性子、γ線)
吸収線量____電離放射線
照射線量____X線、γ線
粒子フルエンス__全ての粒子



【法則・式と関連性のあるもの】
Moseleyの法則_________特性X線
Bethe-Blochの式__衝突阻止能
Klien-Nishinaの式__コンプトン断面積
Duane-Hunyの法則_X線の最短波長
Maxwell分布____熱中性子の速度分布

【臨界エネルギー】
放射損失と衝突損失とが等しいエネルギー
放射損失/衝突損失=EZ/820

【光子と物質との相互作用】
光子と水の相互作用において光電効果とコンプトン散乱との断面積が等しくなるのは0.04MeVほどである
コンプトン散乱は自由電子と光子との非弾性散乱
トムソン散乱は 自由電子と光子の干渉性散乱
電子対生成の閾エネルギーは1.022MeV
光核反応の閾エネルギーは核種依存である
光電効果の起こる確率は原子番号の増加とともに増加する

【陽子と物質の相互作用】
弾性散乱
非弾性散乱
制動放射
電子対消滅

【コンプトン散乱】
前方散乱時の光子エネルギーは大きい

【チェレンコフ放射光】
252keV以上の電子が水中を通過するときにも観察される


【超音波の性質】
干渉 減衰 反射 屈折 回折


おっと・・・・最後の更新する前に戻ってしまいました。
色々中途半端なところが多々ございますが、再度記入するのも骨が折れるのでこれにて終了と致します。
個人的にうろ覚えだったり、頻出頻度の高いものをまとめたつもりでございます。
また当ブログの文章・情報等に基づいて被ったいかなる被害についても、私目は一切責任を負いかねますので・・・

ではでは ノシ 
朝食の時間だぁ~♪

| 放射線 | 04:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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